マッチベター(Muchbetter)は2018年から始まった電子決済サービスで、スマホ1台で残高確認や入出金が完結する利便性の高さから海外ですぐに人気になりました。
審査の厳しいイギリスのFCAから正式な認可を受けていて安全性も高く、2020年1月に公式サイト&アプリが日本語に完全対応したことで、日本でも注目されています。
この記事では、そんなマッチベターのメリットやデメリットをはじめ、下記をまとめました。
マッチベターとはどんなサービスなのか
マッチベターのメリット(利便性)
マッチベターの残念な点(デメリット)
他の決済サービスとの比較
どんな電子決済サービスにもメリットもあればデメリットもあるので、どこに強みがあるかを理解することで賢く利用できるようになります。
マッチベターを使ってみたいという人の参考になれば幸いです。
マッチベターとは?運営企業や特徴解説
マッチベターは2018年からスタートしたモバイルアプリ型のEウォレットです。
実際にお金をチャージしてオンラインカジノへの入金・出金に使うので、どんなサービスか知らないと使うのが怖いですよね。
そこで、この項目ではマッチベターの運営企業や特徴を紹介します。
マッチベターの運営企業
運営企業 | MIR Limited UK Ltd |
---|---|
企業所在地 | offices at Davidson House, Forbury Square, Reading, RG1 3EU. |
マッチベターはイギリスの「MIR Limited UK Ltd」が運営するサービスです。
2016年にイギリスで誕生して、2018年にマッチベターをリリース、2020年にはサイト&アプリを日本語対応化するなど改善を続けています。
FCA認可を受けている決済サービス
マッチベターはFCAに電子マネー機関として正式に認可を受けています。
FCAは正式名称が金融行為監督機構で、日本でいう金融庁にあたります。
さらに、イギリスのFCAは審査が厳しいことでも有名なので、ここから認可を受けていることは安心できる大きな要素です。
セキュリティ面で信頼性が高い
マッチベターは従来の電子決済サービスに比べて、高いセキュリティレベルを実現。
- 動的パスコード生成
- デバイスペアリング
- 電話番号認証
- バイオマトリクス認証要素
- 多通貨リアルタイムトランザクション
上記のように送信情報は保護されて100%守られます。
ウェストハムユナイテッドの公式パートナー
マッチベターはイギリスのプロサッカークラブ「ウェストハム・ユナイテッド」の公式パートナーにも選ばれています。
ちなみに、プロサッカークラブは資金があるだけでなることはできません。
企業自体の信用が高くないと務まらないので、通常はサービス開始から1年の企業を採用するのは非常にレアなケースだといえます。
このことからもマッチベターの信頼性の高さと勢いがわかります。
またマン島のオリンピックチャンピオンの正式なサポーターにも就任しています。
開始初年度から数多くの賞を受賞
マッチベターは2018年に開始した若い電子決済サービスながら、ヨーロッパを中心に急成長していて開始1年目から数多くの賞を受賞しています。
- EGR アワード2018
- EP アワード2019
- カードペイメントアワード2019
- MPRアワード2019
いずれも決済サービスとしての利便性の高さを証明するものです。
完全日本語対応のサポート
マッチベターは2020年1月から日本語にも完全対応しているので、メールサポートも日本語で利用することができます。
サルカジプラスでも実際にメールサポートを利用したことがありますが、変な日本語などではなく丁寧に回答してくれました。
自分の大切な資金を扱う決済サービスなので、何かあった時に日本語で質問できるのは重要なポイントだと思います。
マッチベターの便利な点(メリット)
ここからはマッチベターのメリットやデメリットを紹介していきます。
まずはマッチベター(Muchbetter)でオンラインカジノに入出金する場合のメリットとデメリットをまとめました。
- クレジットカード&仮想通貨入金可能
- アプリで操作画面が見やすい&シンプル
- 電話番号だけで送金可能
- 銀行出金ができる
クレジットカード&仮想通貨入金可能
マッチベターに入金する方法は非常に豊富です。
クレジットカードもVISA・MASTER・JCBに対応し、仮想通貨もビットコイン・イーサリアム・ライトコイン・リップルが利用できます。
さらに、クレジットカードの場合は入金手数料も無料です。
そのため、クレジットカード入金に手数料がかかるオンラインカジノの場合、1度マッチベターにカード入金してからマッチベター入金することで手数料を抑えることができます。
同じ電子決済サービスのエコペイズはカジノ入金が目的の場合はクレジットカード利用不可ですし、スティックペイは入金手数料がかかります。
ヴィーナスポイントは直接入金ができないので、マッチベターはクレジットカード入金が1番お得にできる決済サービスです。
アプリで操作画面が見やすい&シンプル
マッチベターがエコペイズやヴィーナスポイントなどのEウォレットと大きく違う点は、「アプリですべて完結する点」です。
口座の登録から残高確認、入金~出金までアプリだけで行えるので、スマホ1つあれば簡単に利用できるのは大きな利点です。
なお、マッチベター(Muchbetter)をオンラインカジノの入出金に使う時の流れを簡単にまとめると下記のようになります。
- カジノでマッチベターを選んで入金・出金する
- マッチベターのアプリを起動して承認する
- 入金完了する
基本的な流れは他の電子決済サービスと同じですが、アプリを使うためスマホの場合は画面も見やすく操作がカンタンです。
電話番号だけで送金可能
マッチベターを使ってオンラインカジノに入金する際、入力するのは電話番号だけです。
あとはアプリを起動して承認するだけなので、非常に簡単に入金できます。
銀行出金ができる
マッチベター(Muchbetter)の資金を出金する場合、以前は仮想通貨(ビットコイン)だけの対応でした。
そのため仮想通貨の知識が必要なことがデメリットだったのですが、銀行振込出金にも対応したことでメリットとなりました。
マッチベターの残念なポイント(デメリット)
続いて、マッチベターの少し残念な点を紹介します。
- 対応オンラインカジノが少ない(急増中)
- 入金・限度額が低めに設定
- 各種手続きに手数料がかかる
- 日本では銀行振込出金に失敗する可能性あり
対応オンラインカジノが少ない(急増中)
マッチベターは他のエコペイズに比べて対応オンラインカジノが少ないです。
その理由はアプリが日本語対応していなかったことなのですが、2020年に日本語対応したので現在は対応オンラインカジノがどんどん増えてきています。
そのため、対応オンラインカジノの多さはこれから解消されることが予想されるので、デメリットとは言えないかもしれません。
入金・限度額が低めに設定
マッチベターは登録したばかりだと、入金限度額が1年間で150ドルとかなり低いです。
1回あたり | $150 |
24時間あたり | $150 |
1か月あたり | $150 |
1年あたり | $150 |
そのため、初期状態では本格的に使うことができませんが、本人確認することで限度額を年間48,000ドルまで引き上げできます
1回あたり | $48,150 |
24時間あたり | $48,150 |
1か月あたり | $48,150 |
1年あたり | $48,150 |
多くのプレイヤーは年間約500万円の限度額があれば十分だと思いますが、ハイローラーや高額入金社だと不便に感じるかもしれません。
エコペイズやヴィーナスポイント、スティックペイは限度額がないことを考えると、少し物足りなくなる人はいると思います。
各種手続きに手数料がかかる
マッチベターはクレジットカード入金の場合は手数料が無料です。
ただ、仮想通貨の場合は入金時に2%の手数料がかかります。
出金時も仮想通貨が「2%」、銀行振込が「5ユーロ」の手数料が必要です、
エコペイズやスティックペイに比べると手数料は同じか少し安いくらいですが、同じく銀行振込出金ができるヴィーナスポイントは平日だと350ドル以上なら無料で出金できます。
そのため、手数料が完全無料ではないという点で不便に感じる人もいるかもしれません。
日本では銀行振込出金に失敗する可能性あり
マッチベターは銀行振込出金にも新たに対応しましたが、出金時に海外の名義になることで無条件で拒否されたり、銀行から確認の電話がくることがあるようです。
電話で確認してくれる場合は対応できますが、無条件で怪しい振込なので入金拒否という対応をされることもあるため、銀行によっては出金に利用できないケースもあります。
マッチベターと他の決済サービスを徹底比較!
最後にマッチベターと他の決済サービスを下記5つの項目で比較してみました。
- 入金・出金手数料
- 入金方法
- 出金方法
- 入金・出金限度額
- 入出金時間
手数料での比較
決済サービス | 手数料 |
---|---|
マッチベター | 仮想通貨:2% 銀行振込:5ユーロ |
エコペイズ | 1%(最低15ユーロ) 為替手数料:1.49%~2.99% |
ヴィーナスポイント | 平日:無料(349ドル以下は1.3ドル) 週末:2.9ドル(900ごと) |
スティックペイ | 600円 + 2.5% |
アイウォレット | 0.5%(最低35ドル) |
出金手数料はヴィーナスポイントなら平日は完全無料なので、マッチベターよりもお得です。
ただ、他の電子決済サービスは最低でも1,000円で高いと4,000円ほどかかるため、マッチベターの方が手数料は安くなります。
入金方法での比較
決済サービス | 入金方法 |
---|---|
マッチベター | クレジットカード(VISA/MASTER/JCB) 仮想通貨(BTC/ETH/LTC/XRP) Astropayカード |
エコペイズ | WirePay(銀行振込) 仮想通貨(BTC) ecoVoucher |
ヴィーナスポイント | 直接入金は不可 |
スティックペイ | クレジットカード(VISA/MASTER) 仮想通貨(BTC/ETH/LTC) |
アイウォレット | 銀行振込 クレジットカード(VISA/MASTER) 仮想通貨(BTC) |
手数料や限度額を抜きにすると、他の電子決済サービスで利用できる入金方法はマッチベターでもすべて利用できます。
そのため入金方法の豊富さでいえば、マッチベターが1番優秀だという結果になりました。
出金方法での比較
決済サービス | 出金方法 |
---|---|
マッチベター | 銀行振込 仮想通貨 |
エコペイズ | 銀行振込 |
ヴィーナスポイント | 銀行振込 |
スティックペイ | 銀行振込 ATM出金 |
アイウォレット | 銀行振込 ATM出金 |
銀行振込出金はどの電子決済サービスも対応しています。
仮想通貨で出金できるのはマッチベターのみですが、ATM出金できるのはアイウォレットとスティックペイの2つです。
そのため、ATM出金か仮想通貨出金のいずれかをしたい場合は選択肢が限られてきます。
限度額での比較
決済サービス | 入金限度額 | 出金限度額 |
---|---|---|
マッチベター | $48,150 | $125,080 |
エコペイズ | €140,000 | €1,000,000 |
ヴィーナスポイント | − | 無制限 |
アイウォレット | $20,000 | $50,000 |
スティックペイ | 無制限 | 無制限 |
限度額は無制限の電子決済サービスもありますし、制限がある場合もマッチベターに比べると高いです。
マッチベター(Muchbetter)は限度額が少し低めなのでハイローラーや高額入金者にとっては不便に感じる場合もあると思います。
入出金時間の比較
決済サービス | 入金スピード | 出金スピード |
---|---|---|
マッチベター | 即時入金 | 仮想通貨:1~2営業日 銀行振込:3~4営業日 |
エコペイズ | 即時入金 | 即日~1営業日 |
ヴィーナスポイント | 入金不可 | 即日~1営業日 |
アイウォレット | 即時 | 即時~1営業日 |
スティックペイ | 即時 | 即時~1営業日 |
入金にかかる時間はどの電子決済サービスもあまり変わりません。
その代わり出金時間は銀行振込の場合、マッチベターが少し遅めです。
仮想通貨の場合だと銀行振込より早いですが、それでも混雑状況によっては2~3営業日が必要になるケースもあります。
他の電子決済サービスを利用する場合、即日~1営業日程度で出金されるケースも多いので、急いで出金したい場合はマッチベターは不向きだと言えます。
まとめ
マッチベターは他の電子決済サービスと比べても「手軽さ」「信頼性」「利便性」が高いと言えます。
その代わり、出金限度額の低さと出金時間の遅さは他の電子決済サービスに劣るので、今後、改善されることを期待したいですね。
ただ、マッチベターの対応オンラインカジノは増えてきているので、ぜひ下記を参考に1度利用してみてください。