オンラインカジノの必勝法と言われるシステムベットの中で一番有名といっても過言ではないのが「マーチンゲール法」ではないでしょうか。
マーチンゲール法のやり方はシンプルで「負けたら2倍ベットする」だけです。
1度でも勝つと利益が出ますが連敗するとベット額が大きくなりやすく、資金破綻しやすい賭け方なので使用する場合は注意しなくてはいけません。
この記事ではマーチンゲール法について下記をまとめました。
マーチンゲール法のやり方
実際のシミュレーション
メリットとデメリット
相性の良い必勝法や改良版
特に、オンラインカジノで人気のバカラにおいては「ハイリスクローリターン」となる可能性が高いので、実際のシミュレーションを元に見ていきましょう。
マーチンゲール法とは?基本の賭け方を紹介
冒頭でも書いたようにマーチンゲール法の賭け方がシンプルで、「負けたら前回の倍額をベットするだけ」です。
例えば、5ドルベットして負けたら10ドル、10ドルで負けたら20ドルという風にベット額を2倍にしていきます。
1度でも勝つことができれば初期ベット額(この場合は5ドル)の利益が出る反面、連敗が続きとベット額が膨らみやすいというリスクがあります。
ここで、バカラでマーチンゲール法を使い10連敗した時のベット額と、それが実際に起きる可能性を表にしました。
- ベットは$1から開始
- 配当は2倍
- 負ける確率は55%※1
※1:オンラインカジノのバカラは8デッキが一般的です。
この状態でプレイヤーにベットした時のおよその勝率は「プレイヤー44.5%」「バンカー45.5%」「タイ9%」となります。
そのため、「負ける確率55%(勝率約45%)」で計算しました。
回数 | ベット額 | 合計ベット額 | 利益 | 負ける確率 |
---|---|---|---|---|
1回 | $1 | $1 | $1 | 55% |
2回 | $2 | $3 | $1 | 30.2% |
3回 | $4 | $7 | $1 | 16.6% |
4回 | $8 | $15 | $1 | 9.1% |
5回 | $16 | $31 | $1 | 5.0% |
6回 | $32 | $63 | $1 | 2.7% |
7回 | $64 | $127 | $1 | 1.5% |
8回 | $128 | $255 | $1 | 0.8% |
9回 | $256 | $511 | $1 | 0.4% |
10回 | $512 | $1,023 | $1 | 0.2% |
1ドルから始めたはずが、10回目には「512ドル」もベットしています。
また、合計ベット額は1,023ドルですが勝った場合の利益は「たったの1ドル」です。
「0.2%」は、500回に1回の確率で起きてもおかしくないことです。
バカラで500ゲームというとそこまで多くないように、決して起きることがない可能性ではありません。
マーチンゲール法を実践する場合は、上記の確率を把握した上で何回目の負けまで許容できるかを最初にしっかりと確認しておくことがコツです。
マーチンゲール法と相性の良いゲーム
マーチンゲール法はバカラやルーレットなど「確率50%のゲーム」と相性が良いです。
それ以外のゲームだと資金破綻のリスクが上がるので向いていません。
マーチンゲール法のシミュレーション
今回はライブカジノで人気の「ルーレット」と「バカラ」でそれぞれ検証します。
バカラのマーチンゲール法シミュレーション①
まずはベラジョンカジノで実際に進行していたライブバカラの大路を2つのテーブルから取得してきたので、それぞれシミュレーションしてみましょう。
- 最小ベットは$3から
- ベットはプレイヤーのみ
- 資金は$60
マーチンゲール法は勝った時に初期ベット額と同じ額の利益が出る賭け方ですが、1ドルではほとんど利益がないので「3ドル」にしました。
また、1回のベット額は資金の5%と過程して、資金を「60ドル」に設定しています。
マーチンゲール法の実践時は手数料がない「プレイヤー」を選ぶ必要があります。
バンカーを選ぶと勝った時に利益が減ってしまうからです。
罫線を見つつベットする場合はプレイヤーがきそうだと思った時のみ賭けるようにしないとベット額によっては1度の勝ちで利益を出せません。
回数 | 勝敗 | ベット額 | 収益 | 資金 |
---|---|---|---|---|
1回目 | ○ | $3 | $3 | $63 |
2回目 | ○ | $3 | $3 | $66 |
3回目 | × | $3 | −$3 | $63 |
4回目 | × | $6 | −$6 | $57 |
5回目 | × | $12 | −$12 | $45 |
6回目 | ○ | $24 | $24 | $69 |
7回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
8回目 | × | $3 | −$3 | $69 |
9回目 | × | $6 | −$6 | $63 |
10回目 | ○ | $12 | $12 | $75 |
11回目 | ○ | $3 | $3 | $78 |
12回目 | × | $3 | −$3 | $75 |
13回目 | × | $6 | −$6 | $69 |
14回目 | × | $12 | −$12 | $57 |
15回目 | ○ | $24 | $24 | $81 |
16回目 | × | $3 | −$3 | $78 |
17回目 | × | $6 | −$6 | $72 |
18回目 | ○ | $12 | $12 | $84 |
19回目 | ○ | $3 | $3 | $87 |
20回目 | ○ | $3 | $3 | $90 |
20戦やって「プラス30ドル」と資金が1.5倍になりました。
マーチンゲール法の特徴として、資金がショートする前に勝つことができれば試行回数のうち勝った数だけ利益がでます。
この大路では最初の20戦での最高連敗数が3なので、資金がショートしておらず結果的に30ドル(3ドル×10勝)の利益がでました。
ただ、その少し後に「5連続バンカー」と「8連続バンカー」がきています。
開始するタイミングが少しでも違えば資金ショートを起こしていた可能性があるという点は見逃してはいけません。
バカラのマーチンゲール法シミュレーション②
続いて、もう1つの大路を見てみましょう。
- 最小ベットは$3から
- ベットはプレイヤーのみ
- 資金は$60
回数 | 勝敗 | ベット額 | 収益 | 資金 |
---|---|---|---|---|
1回目 | ○ | $3 | $3 | $63 |
2回目 | ○ | $3 | $3 | $66 |
3回目 | ○ | $3 | $3 | $69 |
4回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
5回目 | × | $3 | −$3 | $69 |
6回目 | ○ | $6 | $6 | $75 |
7回目 | × | $3 | −$3 | $72 |
8回目 | × | $6 | −$6 | $66 |
9回目 | ○ | $12 | $12 | $78 |
10回目 | × | $3 | −$3 | $75 |
11回目 | × | $6 | −$6 | $69 |
12回目 | × | $12 | −$12 | $57 |
13回目 | × | $24 | −$24 | $33 |
14回目 | × | $48 | −$48 | 資金ショート |
15回目 | ○ | $96 | $96 | − |
16回目 | ○ | $3 | $3 | − |
17回目 | ○ | $3 | $3 | − |
18回目 | ○ | $3 | $3 | − |
19回目 | × | $3 | −$3 | − |
20回目 | ○ | $6 | $6 | − |
今回も序盤は順調に利益を積み上げて15ドルブラスまで増えていますが、そこから5連敗して資金ショートを起こしてしまいました。
仮に48ドルベットできても、その次も負けているため96ドルのベットが必要です。
もし96ドルまでベットできていれば無事に勝って全部の負けを取り戻せますが、それでも利益はたったの3ドルです。
まさに、ハイリスクローリターンといえる結果となっています。
ちなみに、大路の途中で「バンカー13連勝」という結果も出ていますよね。
7連敗以降は負ける確率が「1%」以下ですが、6回連続で出ています。
マーチンゲール法と相性の良い必勝法
ここまでのシミュレーションを見てわかるように、マーチンゲール法は資金がたくさんあるほど「負けにくい」ベット方法だと言えます。
その代わりベット額に関わらず利益が同じなので、約100ドル賭けても利益は3ドルしか出ないなど、ローリスク・ハイリターンの賭け方だと言えます。
そこで提案したいのが、マーチンゲール法にセルフハイエナ法という必勝法を組み合わせるやり方です。
相性の良い必勝法と組み合わせて改良することで、連敗リスクを下げつつ資金ショートを防ぎやすくできます。
ここから、実際にのやり方とシミュレーションをしていこうと思います。
マーチンゲール法×セルフハイエナ法のやり方
セルフハイエナ法とはマイルールを決めてルールを満たしたらベットする必勝法です。
マーチンゲール法で利益を出すには初期ベット額を増やす必要があります。
しかし、ベット額に比例してリスクも増える賭け方なので、いきなりベット額を上げるのはとてもリスクが高いです。
そこで、「バンカーが連続で勝利したタイミング」というマイルールを追加してマーチンゲール法を実践していきます。
例えば、3回連続でバンカーがきたら、そろそろプレイヤーがくる確率が高いということでベットを開始するというイメージです。
回数は好きに決めていいですが3回程度をおすすめします。
これなら、ベットは1回目でも勝負の流れとしては4回目となり外すリスクが低くなるうえに、ある程度ベット額を上げることも可能です。
具体的に前回資金ショートした大路を使ってシミュレーションしてみましょう。
マーチンゲール×セルフハイエナ法のシミュレーション
- 最小ベットは$3から
- ベットはプレイヤーのみ
- 資金は$60
- バンカーが3連続出たらマーチンゲール法を実践
- 4番適用前はプレイヤーに$3ベット
バンカーが3回連続でくるまでベットしなくてもいいのですが、これだと見ている時間が長くなるので4番が適用される前はすべて同額でベットしています。
回数 | 勝敗 | ベット額 | 収益 | 資金 |
---|---|---|---|---|
1回目 | ○ | $3 | $3 | $63 |
2回目 | ○ | $3 | $3 | $66 |
3回目 | ○ | $3 | $3 | $69 |
4回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
5回目 | × | $3 | −$3 | $69 |
6回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
7回目 | × | $3 | −$3 | $69 |
8回目 | × | $3 | −$3 | $66 |
9回目 | ○ | $3 | $3 | $69 |
10回目 | × | $3 | −$3 | $66 |
11回目 | × | $3 | −$3 | $63 |
12回目 | × | $3 | −$3 | $60 |
13回目 | × | $3 | −$3 | $57 |
14回目 | × | $6 | −$6 | $51 |
15回目 | ○ | $12 | −$12 | $63 |
16回目 | ○ | $3 | $3 | $66 |
17回目 | ○ | $3 | $3 | $69 |
18回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
19回目 | × | $3 | −$3 | $69 |
20回目 | ○ | $3 | $3 | $72 |
20戦やった結果「プラス12ドル」になりました。
ベット額が赤字になっているものがマーチンゲール法を利用しているところで、前回は資金ショートしたケースでも無事に利益を出せています。
このように、始めるタイミングをずらして連敗するリスクを下げつつ、利益が出る可能性を上げるのが「マーチンゲール法×セルフハイエナ法」の強みです。
しかし、大路の途中に出てくるバンカー13連続のケースだと4回目から参加しても10連敗することになるので資金ショートを起こします。
セルフハイエナ法と組み合わせることでリスクを下げることはできても、連敗が重なると資金ショートは十分起こる可能性があるので注意してください。
流れの逆張りをするのもおすすめ
例えば、プレイヤーが3回連続で出た時にベットを始める場合、4回目もプレイヤーが出やすい流れだと言えます。
しかし、あえて流れに逆張りしてバンカーに賭けるということです。
理由は仮に今プレイヤーの流れでも、そこからさらに3回、4回と連続する可能性は低いからですね。
3連続プレイヤーから、さらに3連続でプレイヤーが勝つこともあるでしょう。
しかし、マーチンゲール法は1回でも勝てば利益が出るベット方法なので、資金がショートする前に何回負けても問題ありません。
3回の負けを許容できるベットをしていれば、7回目にバンカーが来ても利益が出るので個人的には流れの逆張りもおすすめです。
これなら参加できるタイミングがなかなかないという問題も解消します。
ちなみに、この賭け方をする場合はバンカーの手数料はあまり気にしません。
そもそも5回も6回も負けることが前提ではないので、勝った時に手数料を引かれても利益が残る見込みだからです。
セルフハイエナ法を組み合わせるデメリット
マーチンゲール法にセルフハイエナ法を組み合わせると、確かに負けにくくすることができます。
しかし、連続で同じ方が勝利するのを待たないといけないので、必然的に勝負タイミングが減るというデメリットも生じます。
勝負タイミングが減ると、それだけ待つ時間も増えるので利益を出すまでに時間がかかってしまうというデメリットは覚えておかなくてはいけません。
また、どんなに勝負するタイミングだけでベットしても資金がショートする可能性もあります。
そのため、撤退タイミングを決めて損切りする勇気も大事です。
バカラでマーチンゲール法を実践する時の注意点
バカラでマーチンゲール法を実践する時は以下を守る必要があります。
- 最初のベット額を上げすぎない
- シュミレーションして資金ショートを起こさない回数を見極める
最初のベット額を上げすぎない
マーチンゲール法では最初のベット額が勝った時の利益になるので、ベット額が「1ドル」だと割に合いません。
しかし、逆に10ドルスタートすると、4回連続で負けるだけで「80ドル」もマイナスになるリスクがあります。
そのため、個人的には軍資金の3%くらいから練習してみることをおすすめします。
シミュレーションして資金ショートを起こさない回数を見極める
マーチンゲール法は「理論上、必ず勝てる必勝法」です。
しかし、実際には負ける人も出てくる原因が「資金ショート」です。
マーチンゲール法は続ければ続けるほど負けなくなる必勝法ですが、3回連続で負ける確率は16%もあります。
また「1%」以下の確率でしか起きないはずの事象が起きることもあります。
そのため、マーチンゲール法を実践する時に一番大事なのは「何回目の負けまで許容できるか」を事前に見極めておくことです。
必ず軍資金と初期ベット額を決めて、何回目で資金ショートするかをシミュレーションしましょう。
実際にバカラでマーチンゲール法をやってみた
最後にエボリューションゲーミングのライブバカラで「マーチンゲール法×セルフハイエナ法」を実践した時の結果を紹介します。
- 罫線を見てプレイヤーとバンカーの最大連続回数から判断する。
- 例:3回連続で出ていない時は2連続で出た時からマーチンゲール発動
- それまでは適当に賭けて遊ぶ
- 最低4回分のベット額は用意する
※初期ベット額の16倍(2の4乗)
検証といいつつ、自分の感覚に従ってしまっていますが、システムベットを実践する時はルールに従うことが重要です。
収支はマイナス$2で、またセルフハイエナ法のトリガーが起きるのを待ちます。
スクショを撮るのを忘れてしまったのですが、この前にバンカーが2連続できたのでプレイヤーに$5ベットして外しています。
また、本来のベット額は$4ですが、$1追加しています。
前回、負けたと勘違いしてしまっていて倍掛けしていますが、本来は$10ベットです。
なんとか的中して$40獲得することができました。
結果的に「プラス$28」だったので、ベット額を間違えていなくても「プラス$18」という結果でした。
回数 | 勝敗 | ベット額 | 収益 | 資金 |
---|---|---|---|---|
1回目 | × | $4 | −$4 | $94 |
2回目 | ○ | $8 | $8 | $102 |
3回目 | × | $3 | −$3 | $99 |
4回目 | ○ | $6 | $6 | $105 |
5回目 | × | $2 | −$2 | $103 |
6回目 | × | $5 | −$5 | $98 |
7回目 | タイ | $10 | $0 | $98 |
8回目 | ○ | $20 | $20 | $118 |
まとめ
マーチンゲール法は理論上、必ず勝てる必勝法ですが勝つ前に資金がショートするリスクがあります。
また、リスクの割にリターンが少ないハイリスクローリターンな必勝法なので、使う場合は注意してくださいね。
ちなみに、マーチンゲール法の良いところを継承しつつリスクを下げたのがココモ法と呼ばれる必勝法です。
バカラでは使えませんが、ゲームにこだわりがない場合は覚えておくと役に立つかもしれません。
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